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商品力の強さと成長性を感じて参画、“守り“を強固にして更なる成長へ

2023年12月にTENTIALに参画した塩島さん。2024年1月からは執行役員コーポレート本部長として、TENTIALの組織を支えてくださっています。今回はそんな塩島さんに、これまでのお仕事やTENTIALへ入社した経緯をまとめていただきました。


コーポレート本部の塩島です。

新年度の体制変更に先立ち、1/1付でコーポレート本部長を拝命いたしました。これまでCFOをやられていた酒井さんのCOO就任に伴う後任となります。

TENTIALの既存株主であるVCの方よりご縁をいただいたことがきっかけで、昨年6月より業務委託として主に上場準備の部分で関与しておりましたが、12月よりコーポレート本部に完全joinさせていただきました。

この場を借りて、これまでのキャリアや入社背景について、簡単な自己紹介をさせていただければと思います。

ベンチャーのIPO支援にやりがいを感じた監査法人時代

公認会計士試験合格後に入社した大手監査法人がキャリアのスタートとなりました。

ビジネスパーソンとしての礎を築くことになった監査法人では、会計監査と内部統制監査といった法定監査業務を中心に従事しており、サイズも業種も様々な会社に関わりました。


その中で特に長く関与することになったのが大手アパレルメーカーです。後にTENTIALの「BAKUNE」ともコラボさせていただくことにもなる、あるブランドのインチャージ(主査)も経験しました。

社会人として駆け出しにも関わらず、監査を通じてマネジメント層の方と接したり、経営情報に触れられる環境は非常に有意義なものでした。

一方で、当時から巨大企業の監査よりも成長過程にある企業を支援することへの志向性が強く、入所時よりIPO(新規株式公開)支援を行っている部署を志望していました。

というのも、巨大企業の監査には監査チームも多くの人数をかけて分業体制を取りますが、手ごろなサイズのベンチャーであれば全体を見ることができます。加えて、まだまだ内部管理体制が整っていない場合が多いため、アドバイスによりクライアントに貢献できる余地が大きいであろうという考えがありました。

会計監査は決算書の数字が「全体として正しい」ことにお墨付きを与える業務と言えることから、よく会社版の健康診断に例えられます。その意味ではベンチャー企業のIPO支援は、いわば「小児科」の健康診断です。まだ産まれてまもない不安定な子どもが成長して大人になる過程を支える仕事で、特にやりがいを感じるものでした。

IPOコンサルでは「連日に及ぶ深夜作業」をやり切った末の上場も経験

しかしながら、当時はリーマンショックの影響で新規上場会社が減り、大手監査法人はリスクが高く監査報酬も少ない上場準備会社の支援を敬遠する流れがありました。

IPO支援をもっとやりたい」。そのような想いから、私はIPOコンサルファームへの移籍を決断しました。

メイン業務は主に上場前(いわゆるn-2期以降のステータス)の会社に対する、上場に当たって必要とされる事項に特化したコンサルティングです。具体的には規程の作成から内部統制構築、上場申請書類の作成、審査対応といった支援業務を担当していました。



ここでも幅広い業種に携わり、大型案件や有名IPO案件にも関与させていただきました。中には不祥事により特設注意市場銘柄に指定された巨大企業の再上場・東証一部復帰という、社会的影響の大きい案件もありました。

いわゆる大型上場案件においては、プロジェクトチームを組成して対応に当たることが多いです。例えば大手ネットバンクの上場支援プロジェクトにおいては、現場責任者として10名程度のスタッフを抱えてクライアントの本社に常駐し、最終的に上場をご支援できたことは、これまでのキャリアの中でもハイライトと言える出来事でした。

コロナ禍による入場制限により、上場セレモニーには参列することは叶いませんでしたが、発行体や主幹事証券とともに書類提出の〆切に追われる日々を過ごし、スタッフと協力して連日に及ぶ深夜作業をやり切った末の上場だったので、達成感はひとしおでした。

また、その傍らで部門責任者として年間1億円の売上予算を抱えて営業を取りに行き、社内外のリソースを駆使して部門予算を達成したということも良い経験となりました。

成長企業の“中”で挑戦するべく、スタートアップへの転職を決断

監査法人では外部監査人として、IPOコンサルでは外部コンサルタントとして、外からクライアントを支援する立場で、上場支援に携わってきました(ここがキャリアのEssentialな部分です)。

それまでのキャリアで一通りやり切った感覚を持ったこととともに、今度は成長企業の中に入ってチャレンジしてみたいという思いから、リスクを取ってスタートアップに飛び込むことを決めました(Dynamicな決断でした)。

最初に入社したスタートアップはとあるAR/VR開発会社です。高度な画像認識技術をもってアバターとモーションキャプチャーを組み合わせたサービスを展開しており、上場を目指している会社でした。

ただ、スタートアップというのは会社の状況がめまぐるしく変わるものです。複雑な事情が絡み、ほどなくして事業継続が困難な状況に。事業を割って2つの子会社に移す解体作業を施し、本体は清算へ向かいました。

私はこの作業を必死で手がけつつ、途中からは事業継続を決断した子会社に転籍してサバイバルの日々を過ごすようになります。その傍ら、自身の状況も大きく変わり、複数社で業務委託を始めました。そのうちの1社がTENTIALだったのです

そして、本体の清算結了を見届け、転籍先の追加融資を獲得したところで(ここまで関与し続けていることは自分の中のBuddyだと思っています)、かねてよりお誘いいただいていたTENTIALに完全移籍することを決断し、現在に至ります。

そして、TENTIALへ

リカバリーウェアはTENTIALの主力製品ですが、実は私は他社製品の10年来の愛用者でした。もともと監査法人時代の福利厚生プログラムで付与されたポイントと交換できる品物のラインナップの中に入っていて、興味本位で入手したことがきっかけです。

そのため、当初TENTIALがBAKUNEというリカバリーウェアを展開する会社だと聞いて、強い興味をもちました。実際にBAKUNEを手に取ったのは業務委託を受けてからだったのですが、着用してみて即座に効果を実感。さらには同時購入した妻の方が私以上にBAKUNEを手放せない状態になったのです。

TENTIALに正式にjoinする決断には複合的な背景がありましたが、商品力の強さとその先の事業成長の可能性を感じたことが1つです。

そして、TENTIALの掲げるミッションをお話しいただいた代表の中西さんや、業務委託を通じてやり取りをさせていただいた酒井さんと、「一緒に働きたい」と思ったことも大きな要因でした(酒井さんには、雑談で一度お話ししていた私の実家のそば屋にもご来店いただくというDynamicなアクションもいただいて、感銘を受けました)。

12月より社員としてTENTIALに入社して強く感じたのは、何より素敵なBuddyの皆さんが、それぞれ意識高く前向きに物事に取り組んでいること。そしてその姿に事業成長の源泉があることです。

急拡大中のTENTIALのさらなる成長のために、これまで酒井さんが構築してきた組織を受け継ぎ、守りをより安定・強固にするとともに、酒井さんが安心して攻めに転じられるように、コーポレート本部メンバーとともに力を尽くしていきたいと思います。


TENTIALにご興味を持っていただいた方は、ぜひ下記のリンクもご覧ください!

・コーポレートサイト:https://corp.tential.jp/
・採用特設サイト:https://recruit.tential.jp/
・会社紹介資料:https://speakerdeck.com/tential20180206/culture-deck-2023-14
・採用中のポジション:https://herp.careers/v1/tential

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