コンディショニングを体験で伝える。5周年を記念して体験イベントを初開催しました。
9月3日は「秋の睡眠の日」とされていることをご存知でしょうか?
この秋の睡眠の日に合わせて、TENTIALでは2024年9月3日に2つのイベントを開催しました。1つはメディア向け発表会の「Potential Conference ‘24 FW」。そしてもう1つが、アスリートやインフルエンサー、ロイヤルユーザーの方々をお招きしたコンディショニング体験イベント「5th Anniversary Event “5 Doors”」です。
これまでTENTIALでは半期に1度、Potential Conferenceというメディア向けの発表会を開催してきました。社内では通称「ポテカン」と呼ばれているこのイベントは、主に事業戦略やR&D実績といった直近の取り組み、アスリートとのコンディショニングサポート契約、今後発売予定の新商品の情報などを社外にお伝えする重要な機会です。社内のほとんどの部署が関わりながら実施しているので、Buddy(TENTIALの従業員)にとっても恒例の一大イベントとなっています。
6回目となる今回のポテカンには、総勢100名以上のメディア関係者の方々、50名以上の取引先の方々にご出席いただきました。
そして今回は8月8日にコンディショニングブランド「TENTIAL」が5周年を迎えたことも記念し、初めての試みとしてポテカンと同日に、コンディショニング体験イベント「5th Anniversary Event “5 Doors”」を実施しました。
このnoteでは体験イベントにかけた想いや裏側に触れながら、イベントの様子をご紹介します。
5th Anniversary Event “5 Doors”に込めた想い
もともと5th Anniversary Event “5 Doors”は、ブランド5周年を記念したロイヤルユーザー向けのファンイベントとして企画していたものです。
普段からTENTIAL製品を愛用してくださっている方々に対して、改めてTENTIALの世界観を伝えるにはどうしたら良いだろうかとプロジェクトメンバーでたくさんの意見を出し合い、「コンディショニングを体感してもらう」ことを軸に置いて企画を進めていきました。
TENTIALでは、コンディショニングを「ライフパフォーマンス向上のために体調に関わる全ての要因を良い状態に整えること」だと定義しています。
ただその対象が広いが故に、具体的に何をすればコンディショニングになるのか、また人によっても自身の体調を良い状態に整えるアプローチは異なります。そのような抽象度の高いものを体験していただき、「これがコンディショニングなのか」「これからコンディショニングを取り入れてみよう」と思っていただくことが、今回のイベントにおける私たちのゴールとなりました。
TENTIALが掲げるコンディショニングが実装された社会の実現に向けて、コンディショニングというものへの理解を深め、より身近にコンディショニングを捉えていただくためには、ロイヤルユーザーの方々だけでなく、もっと広く様々な方が参加できるイベントにしたい。そのような考えから、当初予定していたものから開催規模を拡大するかたちで実施することを決めました。
TENTIALが展開しているコンディショニング製品は、どれも「気軽にコンディショニングを取り入れられる」ことがカギとなっています。
例えば普段着ているパジャマをBAKUNEに変えるだけ、靴にインソールを入れるだけでコンディショニングにつながる。そんな手軽さは忙しい現代人にとってとても重要だと考えているからです。
そこで今回の体験イベントでも、「日常のシーンをベースに、少しの意識を加えるだけでコンディショニングができる」というテーマのもと、コンテンツを組み立てていきました。
5つの扉で自分の身体と向き合う
「日常のシーンをベースにコンディショニングを体験していただく」というテーマの中で重視したのが、時間軸です。
TENTIALでは24時間コンディショニングをサポートするための製品を開発していることもあり、この体験イベントでも朝から夜までの時間軸の中で、誰の日常にもあるようなシーンを再現し、その中でコンディショニングを体験していただけるような作りを考えました。
そこで5周年に絡めて、「5 Doors」と題した5つのブースを用意し、それぞれを9:00の扉、11:00の扉、18:00の扉、22:00の扉、そして最後にTENTIALの扉という構成にしました。体験いただく方には音声ガイダンスに沿ってこの5つのブースを進んでいただき、それぞれの部屋でコンディショニングに向き合えるようなコンテンツを取り入れました。
9:00の扉
1つ目の部屋は9:00の扉。ここでは朝食のシーンを想定して4種類のスムージーをご用意しました。
まずはそれぞれのスムージに使われている原料や効能を読んだ上で、頭で考えた時に今の自分の身体に最も合うだろうと思うものを選択し、試しに飲んでいただきました。
そしてその後、「一番身体にスッと入ってくるのはどのスムージか」という直感的な視点で他の3種類と飲み比べ、再び選んでいただきました。
最初に頭で考えて選んだものと、実際に飲んでみて身体に入ってきやすかったものとを比較すると、意外に異なる結果になる方が多くいました。ここでは普段取っている朝食でも「身体がどう受け付けるかということに視点を向けてみることもコンディショニングの一つ」だというメッセージを込めたブースです。
11:00の扉
2つ目の部屋は11:00の扉。多くの方が活動を始めるこの時間帯にスポットライトを当て、ここでは4種類の香りをご用意しました。
スムージーと同じように、最初に各香りの効果を見ながら頭で考えて選んだものと、香りを試してみて心地良いと感じるものを比べていただくことで、ご自身の身体が感じる心地良さに向き合っていただけるような体験を意識しました。
18:00の扉
3つ目のブースは、多くの人が活動を終える18:00の扉。ここでは夕暮れのシーンを想定しながら、もっとも心地良いと感じる「音」に焦点を当てた体験を提供しました。
人間が最も心地良いと感じるテンポと言われる「心臓の音」を聴いていただいた後、3種類の音楽を聴き比べて、心地良いと感じるものを選んでいただきました。
3曲は、それぞれ心臓の音と同じテンポ、遅めのテンポ、速めのテンポの音楽を用意し、活動を終えてリラックスするシーンで「どのテンポの音楽を最も心地良いと感じるか」を意識していただけるようにしています。
22:00の扉
4つ目のブースは22:00の扉として、睡眠のシーンをベースにしました。
実は、肌触りの良いものに触れているだけでも幸せを感じることにつながると言われています。そこでこの部屋ではTENTIALが肌触りにこだわって開発したBAKUNEシリーズの布をインスタレーションとして展示しました。
TENTIALの部屋
そして最後、5つ目の扉はTENTIALの部屋として、新商品の展示を行い、実物に触れていただける場としました。写真家に撮影いただいた、日常にある心地良いシーンを題材にした写真も展示し、視覚的にもコンディショニングができる空間を意識しました。
そしてこのTENTIALの部屋では、最後に5つのブースの内、最初の3つのブースで選んでいただいたものをベースとした「診断カード」をお渡ししました。
選択していただいたものによって、「リラックス型」「バランス型」「アクティブ型」の3種類に分かれており、それぞれのタイプに合ったオススメのコンディショニング方法や、オススメのTENTIAL商品をご紹介するものです。
ご参加いただいた方々からは、「自分のタイプが分かり、効果のある方法が提案されて自分のコンディショニングと向き合うきっかけとなった」という声や「着る物だけでなく、音や香りも重要なのだと再確認できた」といった声もいただき、私たちが目指していた「コンディショニングの理解」や「コンディショニングを取り入れるきっかけ」を提供できたイベントになったのではないかと思います。
総勢260名が参加し、コンディショニングを体験
今回TENTIALとして初めての試みとなった体験イベント。結果的にはポテカンと合わせて260名を超える方々が参加してくださいました。
コンディショニングサポート契約の発表に合わせてポテカンに参加してくださったパラアスリートの村岡桃佳選手(トヨタ自動車所属)にも体験イベントをお楽しみいただけただけでなく、健康意識の高いインフルエンサーの方々にもたくさんお越しいただき、大盛況のイベントとなりました。
TENTIALとして初めて開催した今回のイベント。コンディショニングという正解のないものを体験を通して伝えるのはとても難しく、試行錯誤しながらではありましたが、プロジェクトチーム一丸となってこだわり抜いた結果、たくさんのポジティブなお声をいただけるようなイベントとなりました。
これからもTENTIALは「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」というミッションを目指して、多くの方々の日常にコンディショニングが取り入れられる手助けとなるような取り組みにチャレンジしていきます。